Book Long
□雨の出会い 3話
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その後は、彼女が「どうしても収録に戻ってください!!」というお願いをされてしまい、楽屋から仕方なくスタジオにもどることに。
彼女のお願いにはさからえないな…
一応、すぐ戻るから待っていてほしいと伝えてはみたものの、彼女の性格からしていなくなってそうな気もするんだけど…
ずっと付き添うつもりだったのに…
少し拗ねながら戻ると、メンバーも心配してくれていた。
メンバーには状況を簡単に説明した。
重傷ではなかったことを聞いて皆も安心した表情だった。
そりゃあ、自分たちの番組でけが人はいただけないしな。
でも…
やっぱり納得いかない俺は、収録再開の前に客席に怒りをぶつけずにはいられなかった。
M「あのさ、ちょっといいかな…我慢できねぇからさ…」
S「ちょ、松潤!」
翔君が止めに入ろうとしたけど、ごめん。無理。
メンバーの心配そうな表情が横目に見えてたけど、とまることなく怒りがわいてくる。
なんで…なんで彼女だけっ…!!
O「松潤!もういいって。わかったから。ね?」
リーダーにとめられて、まだ不満で一杯ではあったが、それ以上いうのをやめることにした。
メンバーも俺がここまでキレたのをみて驚きをかくせないようだった。
正直そんな俺自身も、ここまで自分が怒り狂うとは思わなかった。
スタジオの空気がかなり沈んだものの、なんとか今日の収録を終えた。
でも、これは仕方ないと俺的には思っていた。
それよりも早く、彼女のところに行かなくちゃ…!!
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