Book Long

□君の笑顔3 会話
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主人公side


今日は約束も特になかったのでお昼休みに読書中。
最近見つけた本が面白くて!


「……。」


本は面白いんだけど、何となく隣から視線を感じる気が…


丸「……。」


チラッと見てみると、隣の席の丸山君が私を見ていた。

なんかあったのかなぁ…


「…何?」

丸「へっ?!」

「いや、私の顔何かついてる?」

丸「はっ!!ご、ごめん(汗)」

「別に、いいんだけど…。」



声をかけてみたらかなり驚いていた。
ん〜、声かけないほうがよかったのかな?
入学式の時からよく丸山君に見られてるな〜

ま、顔に何かついてたわけじゃないし良いか!


丸「…あ、あのさっ!」

「?どうしたの?」

丸「横宮さんさぁ、いっつも本読んでるやん?何読んでんのかなぁ〜って…」

「あぁ…これ?」

コクン

「普通の小説だよ?色んな作家さんの本を読んでるんだ。丸山君は好き?」

丸「へっ!!」


小説が好きか聞くと、急にオロオロし始めた丸山君。
どうしたんだろう?何か変なこと聞いちゃったかな?


「…小説。」

丸「…あっ!あぁ〜!小説な!!」

「??」

丸「ぼ、僕は読まへんなぁ〜。ほとんど漫画ばっかし。」

「そっか。」



小説好きなのかと思ったら、違ったみたい。
男の子ってそんなものかぁ〜。
亮もよく漫画読んでるもんなぁ〜。
小説おもしろいのに!
亮なんて、頭痛くなるって言うし(笑)
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