Book Long

□君の笑顔2 出会い
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教室


先生の話長かったー…疲れた。

そういえば始業式の間、友達に「あの男の子ずっと加奈のこと見てない?」と言われた。
全く気にしていなかったが、チラッと振り返ってみた。
勢いよく視線を外した人物が一人。

「(見られてた…?怪しいなぁ。)」

結局そのまま放っておいたけど…


担任「じゃー、自己紹介でもするか!」

「(…なんか先生適当だけど大丈夫なのか??)」


こうして自己紹介が始まって、私の隣の男の子の番になった。

「(…あれ?さっき私を見てた子??)」

そんなことを思ってかなり見ていたらしく、私と目が合い彼は少し固まってから…

丸「はじめまして!…ま、ま、丸山隆平ですっ!!よ、よろ、よろしくお願いしますっ!!!」

かなり大声で私の方を見ながら自己紹介された。

担任「おーいっ!横宮だけに自己紹介してどーする!」

クラス「爆笑」

先生に突っ込まれ、顔を赤くして笑いながら座った。
うん。かなり恥ずかしかったみたい。ずっとうつむいてる。

あ、次私の番だ。

「えっと…横宮加奈です。よろしくお願いします。」

なんとか自己紹介は終了した。


うーん。隣の席の丸山くん?は、どうやら変わった子みたいだ。
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