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□そんな姿ですら愛おしい
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部活終わり、向日がどうしても怪談話が聞きたいと話をし、レギュラー数名で部室での怪談話が始まった。
宍戸は帰りたくてたまらなかったのに恋人が手を離してくれなかったのでその場から逃げることが出来なかった。
「…離せ若」
宍戸の目は本気だ。本気と書いてマジと読むあれだ。
「何言ってるですか宍戸さん。逃がしませんよ」
日吉は不敵ににやり、と笑う。
日吉は知っていたのだ。宍戸が極度の怖がりだと言うことを。
そうして強引に自分の隣に座らせると、おもむろに怪談話を話始めた。
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