utpr(短編)

□小さな恋人
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翔とは一緒にサッカーするうちに仲良くなって

いつの間にか好きになってた

「おーい音也?どうしたんだよぼーっとして…引っ越し準備終わんねーぞ!」

「あははっごめんごめん!ちょっと荷物まとめてたら少し懐かしくなっちゃって…」

「まー気持ちは分かんなくもねーけどさぁ…マスターコース始まるんだし、いちいち懐かしんでる場合じゃ…」

「えぇーでも翔と離れるのはやっぱ寂しいよ…」

早乙女学園を卒業する3ヶ月位前、俺は思い切って翔に告白した。そしたら翔も好きだと言ってくれて凄く嬉しかった。それから卒業オーディションに向けて2人で頑張った。優勝は逃しちゃったけど事務所への準所属も決まって…

事務所の寮は隣同士だったからあいに行こうと思えばいつでも行けた。仕事で会えない時もあったけど…それでも楽しかったなぁ

「それなのにマスターコースなんて…」

「でも、先輩から直接指導してもらえるのはいいことだろ?」

「まあそうなんだけど…」

「全く…2度と会えなくなるわけじゃねーんだから、そんな…寂しそうな顔すんなよ…」

そういって翔はそっとキスしてくれた。

「うん…そう、だね!絶対正所属できるように頑張ろうな!」

「うわぁ!?い、いきなり抱きつくな!…まあでもそうだな!頑張ろうぜ!」

「おう!」

やっぱり翔って頼りになるしかっこいい

大好きな小さい恋人…小さいなんて言ったら翔に怒られちゃうけどね



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