賢者の石

□作戦
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気づいたら、辺りには私達しかいなくなっていた。
しかも敵に囲まれてピンチなう。

「ゴブリが5体に、アギトツインSが1体・・・」

「この階には私達以外他の人がいないというのが不幸中の幸いですね」

「言い方を変えると敵に囲まれてるな」
シュン君、君はいつでも鋭いよ・・・

「気にしたら負けだよ」

「ちょっと待てって! 何やコレ、ハンマー?」

「何これ? ドーナツかな・・・」

武器を見た途端、この調子である。

「そんな場合じゃないって」

「ヒナコ、これは何だ?」
まさか、シュン君まで・・・・!!
き、気のせいだよね?

「え?」

「は?」

どうしようどうしよう。

皆本当にどうしちゃったんだろう。

「みんな、武器の扱い慣れてないよね・・・」

「うん。 博士からはまだ連絡来ないし、私達生身で闘うのは初めてよ!」

なんか頭が痛くなってきた。

「なあヒナコ、これってピンチじゃね?」

「うん、ピンチだね。」









「きゃぁぁぁっ!!」

 『りんね(さん)!』

悲鳴と叫びが聞こえたので後ろを振り返ると、りんねちゃんがアギトに捕まって・・・・

「何これ!?」

「卑怯だぞ、トーマ!!」

「そうや、りんねを離せ!」

「おや、皆さん揃いも揃ってどうしたんですか? いつものジャイロゼッターも無いなんてね」

「うるせえ! うおおおおおおおおおおお!」

「カケル! 闇雲に突っ込んでいっても駄目だ!」

「ライトニングスラーッシュ!!」
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