賢者の石

□最初の授業
2ページ/5ページ

そして遂に待ち望んだ最初の授業、『闇の魔術に対する防衛術』。

クィレル先生は頭にターバン(ラベンダー曰く吸血鬼を寄せ付けないためらしい)を巻いていて、その中から悪しゅ・・・ゲフンゴフン、奇妙な香りがする。というより教室中から変、じゃなくて個性的な香りが漂っている。

そのクィレル先生はというと、自己紹介で生徒から質問攻め(主にターバンについてだが)になっていて、特徴的などもり声で喋っていた。

「先生! そのターバンってどうやって手に入れたんですかー?」

ちょっ! 先生に対してなんて失礼な・・・

授業がいつまで経っても進まないので、私はハーマイオニーに話しかけた。

「・・・・ねえハ―マイオニ―」

「何かしら?」

「あれってどう思うかな?」

「先生にもよるけど、“本当に“失礼だと思うわ。」

「奇偶だね、私もだよ。」



「先生ー! どうやってゾンビをやっつけたんですか?」

君達はクィレル先生を何だと思っているんだ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ