賢者の石
□最初の授業
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次の日。
生まれて初めての魔法学校の授業という名の試練が待ち受けている中、久し振りにアルカディアメンバーが揃って朝食の席に着いていた。
あれ?なんか視線が痛い様な・・・・気にしないでおこう。
「というか、何でお前らもここのテーブル来てんだよ? いいのか?」
カケル・・・君って人はどうしていつも・・
と言おうと思ったらシュン君が何かを言おうとしてたのでやめた。
「お前・・・校長先生の話聞いてなかっただろ。」
「え、そんなんあったっけ?」
「あったわよ! しかも今日だけ特別らしいいし。」
「先生も優しいですよねー。そういえばヒナコさん、今日の授業は何でしたっけ?」
「『闇の魔術に対する防衛術』と『変身術』だって。さとりちゃんとシュン君とミチノリ君とは離れちゃうけど・・・」
「そんなん気にすんなって!僕らはいつでも心は一緒や!」
なんて熱い台詞を言ってくれるんだろう・・・良い言葉だけど!
『闇の魔術に対する防衛術』なんて、何をするんだろう? 本格的だったらちょっと嫌だけど。
『変身術』・・・そのまんまかな。
とりあえず、初っ端からゼノンのジャイロゼッターが現れない様に祈っておこう。