賢者の石

□Lets go to Diagon Alley!
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煙突飛行をして、私は見知らぬ場所(?)に着いていた。
・・・ここはどこなんだろう?

「ここは・・・」

「ダイアゴン横丁だ。」

えっ、ここが!?どう見ても目の前には壁しか広がっていないのに?

「待ちたまえ。」

そう言ってスネイプ先生が杖で壁を叩くと、目の前の壁が消えた。

「・・・凄い!!」

そこには、人でごった返す普通の横丁が広がっていた。












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そういえば、最初は何処へ行くんですか?」

「オリバンダーの所に行って杖を買う予定になっている。」

「杖ですか? 杖ならもう持っていますよ。」

「ホグワーツで使う杖だ。」

「そっちですか。」

杖が2つもあると扱いに困るかな?
ジャイロコマンダーがあるから平気か。



しばらく歩いた後、私達は古びた店の前に来ていた。

『オリバンダーの店 紀元前382年創業 高級杖メーカー』

凄い。年季が入っていて感じが出ている!
紀元前382年って! 

埃っぽいショーウインドウには、クッションの上に杖らしき木の棒が一本置いてあった。

「あれが杖か・・・。」


中に入ると、奥の方でベルの音がした。

あれっ? 人いる?

辺りを見回すと、店の奥からおじいさんが出て来た。

「いらっしゃいませ、お嬢様。 おや、今日はスネイプ教授もですか。」

「新入学生の杖を買いに来た。」


「ヒナコ・リンドウです。宜しくお願いします。」

「あぁ、こちらこそ。 それにしても・・・似てますな。」

「はい?」

似てるって何だろう? そっくりさん?
初対面の人に誰かに似てるって言われたの初めてだよ。

「いや、何でも無い。 それなら君の杖はもう決まりですな。 これです」

その時、スネイプ先生が「その杖は・・」と言った気がするけど気にしない事にした。

「杖腕はどっちかな?」

杖腕? あ、私がいつも杖を使ってる腕は右だから右かな。

「右です。」

そう言い、私はオリバンダーさんから杖を受け取った。

その瞬間、急に指先が温かくなったので杖を振ってみると、杖から色とりどりの花が出現した!!

杖に見とれていると、オリバンダーさんが「決まりですな。」と言った。決まるの早っ! 杖が決まるまでたったの3分。

杖が決まった所で私はオリバンダーさんにお礼を言って足早と店を出た。
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