賢者の石
□Lets go to Diagon Alley!
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次の日、私は早くに起こされて出かける用意をしていた。
「うぅ・・何故今日は早く起きなければならないのですか?」
そう言うと、スネイプ先生が呆れた顔をして言った。
あ、そういえば今日は・・・
ス「今日はダイアゴン横丁に行って君の入学準備をしなければならないからだ」
今思い出した。そういえばそんな事があったような無かったような。
「だ、だいあごん横丁・・・」
「そうだ。用意はできたかね?」
「はい、勿論です!」
「それでは、これを一掴み持って暖炉の中に。」
「・・・・は、はい」
何だろうこれは。小麦粉かな?
・・・まさかこれを食べろとか言わないよね!
いや、でも
「そんな目をしなくても良い。これは煙突飛行粉(フルーパウダー)だ。」
「ふるーぱうだー・・・。」
そう呟きながら、私は粉を持って暖炉の中に立った。 暖炉の中って埃臭い。
「行き先を言ってその粉を落とせ。行き先はダイアゴン横丁だ。」
「分かりました!」
そう言って深呼吸をしたら、中の埃が入って咳が出た。 咳なんかするんじゃなかったと心底後悔した。
さて、気を取り直して・・・
「ダイアゴン横丁!!」
そう言って粉を落とした途端、緑色の炎が見えた。 グルグルする意識の中、その流れに身を委ねた。