賢者の石
□ジャイロコマンダーから
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夕食を終え、私達は中庭に集まっていた。
「ぷはーっ、ゼツボー的にうまかったぜ!!」
「最高やわー」
うんうん。
「奈々子さんの手料理くらい美味しかったね!」
「そうですね♪」
「そういや、ゼノンが現れた時に俺達はどうすればいいのか?」
「確かにそうですね!」
そうなんだよね・・・と私もジャイロコマンダーを覗く。
その瞬間、画面がパッと明るくなった。
『その点については問題無い!!』
「「「「「クロード博士!?」」」」」
『君達はジャイロゼッターを使わずに、ジャイロコマンダーを使って変形し、戦ってもらう。その名は・・』
そして、画面の右端から総司令が出て来た。
『ジャイロコマンダー・ヒューマンドロイドだ!!』
「「「「「総司令まで!?」」」」」
『イギリスに転送する前に、あるプログラムを君達のジャイロコマンダーに入れたんだ。
ゼノンが現れた際、ジャイロコマンダーを手にして「超速変形」と言うんだ。 そうすると、いつもジャイロゼッターが使っている武器の縮小形が出るから、それで闘うというシステムになる。』
そして、今度は画面の左端から赤名先生が出て来て・・・!
『もちろん、怪我の心配はしなくて良いわよ。 その装置には安全機能が付いていて、変形した時からバリアが発生するから安全してね。』
「「「「「分かりました!」」」」」
『それと、ヒナコ君のジャイロコマンダーには戦闘時に使用している武器は全て入れておいたからな。』
「ありがとうございます。」
そっか、なら良かった。
『それでは、長い日々だが頑張ってくれ。 また連絡があったらこちらからジャイロコマンダーにするからな。』
そこで、連絡が途切れた。
でも助かったー! ゼノンが現れたらどうしようかと思っていたからね。 まさか素手で・・・なんて思ったけど杞憂だった。
「あれっ、もうこんな時間か。 私はスネイプ先生の私室に戻ってるね。 また明日ー!」
「「「「「お休みー!」」」」」