賢者の石
□魔法学校って
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中に入ると、不思議な部屋の中に数人の大人の人がいた。
その人それぞれの個性に、皆が絶句している。
あれ?ここって校長室じゃないの?
そして中央にいるのが立派な髭をたくわえたおじいさん。
「みんな、よく来たのぅ。 ホグワーツ魔法魔術学校にようこそ。わしが校長のアルバス・ダンブルドアじゃ。」
あ・・・・この人が校長先生だったんだ。
そして突然話しかける少年、轟カケルである。
「オレは轟 駆流だぜ!・・・ってか、何で俺達と話が通じるんだ?」
カケルが癖毛を?マークにしながら不思議そうに聞いていた。
「それはの、君達が来る前にこの学校全体に魔法をかけておいたからなのじゃ。だから、君達が書いた字もこの先生達は読めるし、言葉も通じるのじゃぞ。」
「「すげーーー!!」」
カケルとミチノリはいつでも敬語無しで良く言えば社交的である。でもこのおじ・・・校長先生、かなり強そう。
それはさておき流石魔法だね!
「それでは、君達から自己紹介をしてくれんかの。」
「オレはさっきも言った通り、アルカディアの天才小学生ヒーロー、轟 駆流だぜ!」
「ちょっと、何勝手に捏造してんのよ。
初めまして、私は初等部6年生の稲葉りんねです!」
「僕はコーラ一気飲みができる羽根ミチノリや!」
「初等部6年の美和さとりです。よろしくお願いします。」
「中等部2年の速水俊介だ。」
「中等部2年の日向子・##NAME5##です。これから宜しくお願い致します。」
全員、一通り挨拶が終わった後には先生方の自己紹介があった。皆良い人そう! 全身黒づくめに黒髪・黒目の人は日本人かと思ったけど、外国人なんだ!でもあの人、少し威圧感がある気が・・・
というより、先程から色んな先生からの視線が怖い! 私だけを驚いた様な表情で見てるよ・・
「それでは、これから君達が入学までにお世話になる先生を決めるとしよう。」
校長先生が変な棒で空を切ると、何やら変な筒の様な物が現れた!!
「「「「「!?」」」」」
「これから、このくじ引きで決める。 それぞれ好きな順番から中にある札を引くのじゃ。」
「よーし、オレ一番な!!」
カケルがくじを引いた。そこに書いてあったのは・・・ライオンの絵だった。
「ん? 何だこれ?」
「僕もカケルと同じだったでー」
「私はアナグマ?」
「私もアナグマでした!!」
「俺は鷲か。」
次々と意味不明な札が出てくる中、ついに私の順番がやって来た。
(どうか優しい先生にあたりますように・・・!!)
札を引いた。
・・・・
蛇が出てきた。
「蛇かなぁ・・・・」
「おーい、ヒナコは何が出た?」
「ヒナコさんは蛇!?」
「本当に何なんや・・」
「おぉ、決まったか。 それでは今からワシが言う先生の所に言ってくれ。」
うぅ、何か無駄に緊張してきた・・・
「Мr,トドロキとМr,ハネはミネルバ・マクゴナガル先生に。」
「Мr,トドロキにМr,ハネ、こちらですよ。」
「Мs,イナバとМs,ミワはスプラウト先生に。」
「貴方達はこっちよ。」
「「はーい!!」」
「Мr,ハヤミはフリットウィック先生じゃ。」
「こっちだよ。」
「はい。」
え、あれ? 気付いたら私以外終わっていて、残ったのは私だけになっていた。
まさか私ってあの先生と組むのかな?
「おぉ、そうじゃ。Мs,リンドウはスネイプ先生に頼む♪」
と、校長先生が悪戯っぽくウインクしながら言った。
「よろしくお願いします。」
「・・・あぁ。」
何となく話しかけにくそうな人だけど、気にしない気にしない☆←
「それでは今日はこれにて解散じゃ。皆は担当の先生の部屋の隣に部屋があるので、そこで入学式まで生活してもらうからの♪」
・・・なるほど。 あれ? そしたら私ってこの先生と? それって危なく無いかな? いや、平気か。
「・・・着いて来たまえ。」
「・・・・・ハイ。」
緊張の面持ちの中、私は賑やかな校長室を出て行った。