橙少女と戦士たち

□プロローグ
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最先端の科学技術を持つ、学園都市。

そこは、超能力が科学として認められた唯一の都市である。

その二百三十万人の能力者の頂点に君臨する超能力者(レベル5)の一人、橙乃ミサキは発火能力の能力者。

彼女は風紀委員として、幾多もの犯罪者を拘置所送りにしてきた。

その実力を買われてか、橙乃は窓のない建物のアレイスターから大乱闘スマッシュブラーズ=\―英雄達の祭典に出場するよう命を受けた。

しかし、それは表向きの任務。
本来は、その世界へ行方を眩ました能力者達を誰にも悟られる事なく学園都市に連れ戻す為の手段に他ならない。
その世界≠フ住人はおろか、創造神にさえ知られず隠密に事を運ぶのは当初不可能かと思われていたが……人付き合いの嫌いな橙乃にとってはかえって好都合だった。




―――こうして秘密裏に物事が進んでいき、空間移動装置を使ってその世界≠ヨと旅立った少女は今、鬱蒼と茂った森の中にいる。
 

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