長編・番外編

□彼女について語ってもらったpart3
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─黒崎について語ってもらった。

ジャーファルの場合

え?

黒崎についてですか?

そうですね・・・というか、どんなことを語れば良いのですか?

・・・自由って、何とも考えのない・・・

まぁ、良いでしょう。

黒崎の性格あたりからいきましょうか。

彼女はとても魅力的ですよ。一体何人たぶらかしてきたことやら・・・

普段キリッとしていても、酒を飲むとふにゃりとするところがそれはもう可愛くてですね・・・

しかも可愛いだけでなく気遣いもできますし、完璧ですね。

次に戦闘についてですが・・・

シンと同じくらい強いです。

私などより強いです。

剣技は凄いですし、金属器を使った時はシンでも抑えられるか分かりません。

次に金属器についてです。

彼女はマギならざるマギと呼ばれていますので、正式には金属器ではなく、眷属器なのです。

ただし、彼女はシンの眷属ではありません。

彼女の眷属器は、金属器になれなかった眷属器なので、ジンが宿っています。

ジンの名前はマキュイナ。

とある国の言葉で、"器"を意味します。

金属器は普通、武器の形を変えません。

しかし、マキュイナは形態を変えることが可能です。

いつもは剣や刀ですが、ライフルや銃、時には大砲や弓矢になることもありますよ。

彼女はありとあらゆる武器の使い方をマスターしていますから。

そんな黒崎にピッタリの眷属器だと思いますよ。

おや?もう半分使ってしまいましたか。

まぁ、この程度で黒崎の全ては語れないでしょうが。

では気を取り直して次に行きましょう。

次は黒崎の過去についてです。

まぁ私も似たようなものですし、黒歴史なので詳しくは話せませんが・・・

私と黒崎は暗殺者でした。

特に黒崎の強さと、暗殺者としての能力はずば抜けていました。

その頃からかもしれませんね、黒崎に好意を抱いたのは。

・・・と、話が逸れてしまいましたね。

まとめて言ってしまえば、彼女は"強い"ということですね。

次に彼女の働きぶりについてです。

彼女も私と同じ政務官をしています。

仕事もよくできますし、サボりませんし、良い相手です。

つい彼女を頼ってしまいます。

ちなみに、彼女がたまに淹れてくれるお茶や、そえてある手作りのお菓子は、八人将の間では大人気です。

私も仕事中に淹れてもらったりすることがあります。

次は彼女の料理についてです。

先程も言いましたが、黒崎の料理ほど美味しいものはありません。

黒崎が料理を作った日は、皆食べる量が2倍になります。

たまに作るお菓子は、甘いものがさほど好きではない私が食べたいと思うほど美味しいです。

・・・嗚呼、もうこんな時間ですか。

急いで戻らなければ今日の政務が終わりませんね。

そろそろ戻らなければ・・・

というか、こんな短時間で黒崎の全ては語りきれませんよ。

あと8時間は最低でも必要です。

また出直してきなさい。

・・・おや、黒崎が呼んでいますね。

では、私はそろそろ。

・・・あ、シャルルカンに伝言をお願いします。

「色々お聞きしたいことがありますので、後ほど私の部屋に来るように(黒笑」・・・と。

では、今度こそ失礼します。

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