WORKING

□1品目
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「今日、新しいバイトの子が来るんだって」


─嵐を呼ぶ少女─


「新入り?」

この時期に珍しいな、とこちらを振り返るワグナリア・キッチン担当黒崎遼。

「相馬、お前どうせどんな奴なのか知ってんだろ。」

「んー?内緒。」

遼に後ろから抱きつきながら相馬に尋ねるワグナリア・キッチン担当佐藤潤。

そして、それを苦笑しながら見るワグナリア・キッチン担当相馬博臣。

「でも、どんな人が来るんでしょうね?」

そう言いながら食器を運んできたワグナリア・ホール担当小鳥遊宗太。

遼「おい、いい加減職場で抱きつくのをヤメロ。」

佐藤「良いじゃねーか。減るもんじゃねーし。」

やめろと言いながらも、どこか嬉しそうにしている遼を、内心可愛いと思いながら抱きしめる腕の力を少し強める。


相馬「あの2人は相変わらずだね。」

小鳥遊「そうですね・・・。」

2人の甘い雰囲気の外で苦笑する2人。

すると、店長がたまたまキッチンの横を通り、キッチンの様子を見て一言。

杏子「お前ら、働け。」

佐藤/小鳥遊「「アンタに言われたくねぇよ。」」
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