‐儚く切ない恋物語‐
□プロローグ
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「 翔真先輩ッッ!! .... 私と付き合って下さい!!///// 」
屋上に響いた声。
顔を真っ赤にして告白する可愛い女の子。
運悪く居合わせてしまった。
誰が...
自分の好きな人が告白されているのを見て嬉しくなる...?
誰が...
好きな人が照れているのを見て可愛いな、なんて思う...?
動けなかった。
そこから動いたら 全てが終わってしまうようで....。
彼は。翔真は....
はい なんて言わないはずなんだ。
そんな淡い期待なんか
当たるわけもなく
翔真は...
今まで見せたことがないぐらいの笑顔で
「 はいっ!! 喜んで 」
そう答えた。
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私の願いは もう叶う事は無い●●