Ifの世界

□第7夜
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その後、徐々にアルコールが入りだした結果、この大宴会にいたるというわけだ。

「ねーぇ連くん。ビールくらいのもーよーぉ。」

しゅるり、と連勝の首に腕をかけられ、既にプルタブを開けてある缶ビールを口元に持ってくる。

まぁ、分かりやすく言うと絡まれている。

「いや、だから早乙女ちゃん。俺まだ未成年だって〜。」

顔を背けて抵抗する。

結果、全く意味なし。

「ほらほら、呑め〜ッ!」

ぐいぐいと早乙女に頭を抱きしめられる形になるのだが、野ばらと負けず劣らずなサイズの、柔らかい2つの凶器が、あの、当たってます。


と思いつつ進言できない俺。

「絡み方がオッサンー☆」

「ええ、オッサンね。でも見た目の美人さとのギャップがいいのよ!」

「あの強引さ、どS!」

「仲がよろしいのですね。」

全員自分の思うところを言うだけで助けようとはしない。

ちなみに渡狸はおずおずと机に置かれていたおつまみを食べただけで、22時頃には寝てしまった。

といってもカルタとの仲を根ほり葉ほり聞かれてはいたが。

「ま、あれだけの量呑んでたら無理もないね〜。」

「酒を大量に消費するどSな私より呑んでいるどSだからな!しかし酔いつぶれたいMと見た!」

せっかくの蜻蛉の台詞は総スルー。

再び、オッサン的絡みを繰り広げている早乙女を観察している。





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