あお。

□後ろの席の彼
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不意打ちのキス@



「はい、じゃあ後ろにプリントまわしてー」


帰りのHRで先生からプリントが配られて、前の席から後ろにまわしていくことはよくあること。


窓側1番後ろの席は大輝の席で、その大輝の前はわたしの席。

大輝はいつも寝てるから、わたしは起こさぬようそっとプリントを机に置くのが仕事。



今日もそっとプリントを置く。

寝顔をじっと見つめていると大輝は珍しく目を覚ました。


「あ、おは」…よう。

おはようと言い終わる前に唇は大輝に塞がれてしまった。

3秒ぐらいの短いキス。


「は、何して「…えっ、今なんの時間?!やばい寝ぼけてたごめん!」

「ばっか…!」

わたしは大輝の頭を叩いた。

「痛ぇよ、さつき」

大輝は顔を少し赤くしながら笑った。
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