愛の巣
□彼はマニアック
1ページ/4ページ
「‥出〜来た!もう目隠し取っても良いよ」
「一体何しt…Σ…………ι」
ただ今の時刻、午前1時
俺の手によってとある変身を遂げたキリちゃんは鏡に映る自分の姿を見て唖然と立ち尽くす
「…研二さん、コレは無いだろ…」
Yシャツにネクタイ。そこまではいい
だけども下は、膝上15cmのチェックのミニスカに紺のニーハイ…つまり女装
キリタローより可愛いよ
「…何でこんなの持ってんのι?」
「良いでしょ。俺が通い詰めてるお店のお姉さんに貰ったお古の制服!」
「まあオフだから別に何も言わないけど…こんなの貰ってどうすんの?」
「キリちゃんに似合うと思って貰ってきた」
「はぁ!?もしかして、さっきの物凄く大事な用ってこの事…?」
「おう!いち早く着せてみたかったから超満足v」
「……有り得ない」
あ、怒った
て言うかドン引き?
キャバクラ帰りにメールで『物凄く大事な用があるから今すぐ来て』と叩き起こして呼び出した
優しいキリちゃんは夜中だと言うのに飛び起きて駆け付けてくれた…本当に良い子
それがコレって…怒んのは無理ない
でも、俺はどうしても見たかった