愛の巣

□バスロマンス
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「じゃあ…しっかり目ぇ瞑ってて」

「はーい…」

「痛かったら言ってね?」

「大丈夫だよ。それよりお店の方は平気?やっぱり僕帰ろうか?」

「後から顔出せば良いから全然問題ないよ。僕が鬼龍院さんと過ごしたいから誘ったんだし…僕の傍に居てよ」

「淳君//今日はずっと一緒に居る」

「ふふ、やけに素直だね。可愛い」



もくもくと白い湯気に包まれる僕と鬼龍院さん


二人ともオフだから僕の家にお泊まりデート


そして今はエッチの後のバスタイム


昨夜は激しくシちゃったから今日は一日優しくしてあげる日


そう決めたんだけど、その決心は直ぐに砕けちゃいそう


だって好きな人と二人きりなんて…ましてや無防備極まりない鬼龍院さんが相手だから何もしないって方が難しい


ずっと憧れてた人で、僕の青春を全て捧げた人


数年に渡る猛アプローチでやっと手に入れた大切な人


付き合ってからも凄く好きで好きでのめり込んでいってる僕


こうしている今も夢みたいで毎日が幸せ


何て細やかな幸せに浸りながら鬼龍院さんの髪をシャカシャカと丁寧に洗っている僕


「痒い所はないですかぁ?」

「ン〜…もーちょい右ぃ………あっ、そこそこ!!……んぅ…気持ちぃ〜…」

「・・・・・・・・・・・・・///」


目を閉じて気持ち良さげにほゎ〜っとした顔を向けてくる鬼龍院さん


それとどこと無く抱かれてる時みたいに喘いでるような台詞


先程までの情事を思い出しちゃった


向こうはそう言うつもりは無いと思うんだけど…シたばかりだから


知らず知らずのうちまた欲情してしまう
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