愛玩人形

□ポッキー
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「鬼龍院さん、ポッキーあるんだけどいる?」

「いる」

「じゃあ食べさせてあげるね」

「淳君早くぅ…あ〜んッ」

「何かエロい…ポッキーじゃなくて別のモノを突っ込みたくなるよ」

「え…あ、淳君?」

「あぁ…ゴメンゴメン。はい、どうぞ」


甘いモノに目がない鬼龍院さん


可愛いお口を開けて待っている


僕は小袋からポッキーを1本だけ取り出し、ソレを鬼龍院さんの口元へはやらずにポッキー のチョコが着いていない部分を自分の口に含む


そして可愛くおねだりする鬼龍院さんの顔へと近付く


「ん」

「ッ…え、ええっ!?何してんの淳君?!」

「ん」


何って… ココはやっぱりラブポッキーでしょ?


鬼龍院さんはポッキーを咥えて近付く僕の行動にビックリして目を丸くし、顔を紅くして周りをキョロキョロしながら反論する


ふふ、早く来ないと食べちゃうよ


「んんッ」

「う〜/// 普通にちょうだいよ…」


ポッキーを咥えてるから言葉を発する事は出来ないけど、慌てる鬼龍院さんの華奢な躯を引き寄せて催促する



此処は僕の家の近くの公園に続く街路


野外って事で少し戸惑ってるみたいだったけど 、周りに人がいないのを確認すると顔を真っ赤にしながらポッキーの端を口に含んで齧ってくる


「………ッ///」

「・・・・・(可愛いなぁ)」


もう少しでお互いの唇が重なる寸前で、離れようとした小さな躯をすかさず捕まえて唇を深く合わせる


「んッ…ンンっ」


最初こそはビックリして抵抗していた鬼龍院さん


でも直ぐに応え始めて僕の首にギュッと抱き付いてポッキ ーでざらつく互いの舌を絡めていく


口腔内にポッキーの名残が無くなるぐらい堪能すると濡れた鬼龍院さんの唇をペロリと舐めてから解放する


甘ったるいチョコの香りを漂わせて紡がれた銀糸が妙にヤラシー…
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