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□高橋みなみ × 大島優子
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「 たかみな何か … たかみな何か … もう 、居なくなっちゃえ ‼ 」
「 優子 、 御免 … 」
いつもの様に優しく呟いて
出て行った貴女の背中は凄い悲しそうだったよね
「 ふえっ 、たかみなの 馬鹿あ … 」
泣き崩れてたっけか …
けどね 、
貴女と喧嘩した事よりも
今は 、貴女に覚えて貰えて無い事が凄く悲しい
あの日 、喧嘩した日 。
たかみなは事故にあった 。
一命は取り留めたものの
記憶障害
それが代償だった 。
私の事なんか 、覚えてない 。
今日真っ白なドアを開けると
「 大島さん 、また来てくれたんですね 」
「 うん 。 久しぶり 。 」
よそよそしい君が居る 。
元気そうで何より 。
出来るだけ毎日来る様にしてる 。
もしかしたら 、思い出してくれるかもって …
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