お隣は神の子or魔王様
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そんなこんなで、あっという間に一日は過ぎていった。
放課後ーーー。
「花蓮。今日、部活あるから。」
とひとこと言われた。
「だから何?」
「はぁ…見に来てって言ってるの。理解力がないね、全く。」
そんなことか。
って、なんで幸村が私を誘うのよ?
あぁ、どうせ私がまた家に帰れないって思ってるんでしょ。
帰れるし。
「帰れないだろ?」
やっぱり。
「なんてね。別にそんなことじゃないけど」
「じゃあ何よ。」
「別に。まぁ、とりあえず見て行って。俺が終わるまで帰るの許さないから。」
わー、でたよ。
なんか異常に疲れたし、逆らうのも面倒だったから、仕方なく見ていくことにした。
「あ、で、場所は?」
「ん?テニスコートだけど。」
…………わぉ。