お隣は神の子or魔王様

□02
2ページ/4ページ

むかつく!


「分かったよ、いいよ!あ、自己紹介してなかったね、私」



言おうと思ってたら、



「椿さんでしょ?知ってるよ。」



って、さえぎられた。


なんなのさ、さっきから。
私を恨んでるわけ?



「ねぇ君、俺のこと知らないの?」




はぁ。
何を言うんでしょうこの人は。



「知るわけないじゃない、今日初めて会ったんだから。」




「ふぅーん。」

さすがにイラついてくるよ。


「あのさ、君はなんていうの?」



「君に教える名前はないよ。」



「は…?」



「だから、君に教える名前はないって言ってるでしょ?わかんない?…もうついたから。」



プチっ。
切れた。さすがに我慢できない。
何なの?



「さっきから何よ!初対面で、優しそうな人だと思ったのに…何で。」



言ってたら、泣いてしまった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ