電子獣
□漂流?冒険の島!
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あー…ぅー…あー…
太一「大丈夫かよ」
大丈夫かよ…だと?
『大丈夫なわけねぇぇ!!…ぅぷっ』
キャンプ場に来たはいいけど完っ全に酔った。
凄く気持ち悪くて仕方がない。
だから今は木の下で休み中
それなのによぉ、空ったら…
「吐かないでね?」
だけだぜ?
そして太一も大丈夫と聞いたくせに…遊びに行ったんだぜ?
くそぅ(泣)!!
心の中で騒いでいたら背が小さくて赤茶色?の髪の男の子が目の前まで歩いてきた。
光子郎「あの、大丈夫ですか?体調悪そうに見えるのに心で騒いでてバカに見えたので来てみたんですけど」
『できれば体調悪そうにしてたから心配になったぐらいにしてほしかったかな!』
光子郎「じゃあそれでいいです」
『なんじゃそりゃぁぁ!?』
この子ぜってー心配も何もねーだろ!
むしろ僕ここに座りたいんでお前どっかいけやとか思っ「てませんよ」
…………?
光子郎「だから、思ってません。」
『読心術ぅぅぅ!?私今明らかに心の中でしかいってねぇぇ!!あ、でも最初にも読心術使いました的な…』
光子郎「違います。あなたが百面相をしていましたから。…ところで具合はいいんですか?」
『ん、あぁ!もう大丈夫さっ。元気100%っす!』
なかなかこの子優しいな。
心配はしてくれてたのか
『そいや名前ってなんだっけ?』
光子郎「泉光子郎です。」
『光子郎君か!私は高本沙英。宜しくしてやる』
光子郎「上から目線がイラつきます。…ん?」
『嫌々、わざとだから許してちょんまげ〜ってどうしたの?』
光子郎君が空を見ているから私も空を見てみれば雪がぱらついて降ってきていた。しかも次第に強くなって吹雪となりそう。
私は急いで光子郎君の手をとって走り出した。