□第8話
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さて、ここら辺かな



今ボクは誰もこなさそーな場所にいるよ☆←
目の前にはソニックを襲った巨人
こいつこそが大地の災いの正体



『まさか、君に身体ができたことにビックリしたよ。ずっとそのままでいたら?』



((何を戯けたことを))



『そう?ボクは結構本気だよ』



((お前は我に身体を空け渡せばいいのだ))



『…ハァ。頑固な巨人だね。いいよ、身体は渡すために来たから空け渡す。だけど条件をつける』



((条件だと?貴様、自分の立場を理解しているのか))



『あぁ。理解してるさ。…だけど、この条件だけは譲れない』



((聞こうではないか))



『…ボクの身体を乗っ取った後、直ちにここから立ち去れ。ソニック達には関わるな。それが条件』



((ほぅ…。それだけか))



『それだけだよ』



((ならばそれをのもう。我に身体を明け渡すのだ))



そう言い巨人から黒く、砂のような嵐が巻き荒れ、ボクの身体を包み込んだ



『…ッ』



やがてそれは黒い膜となりルミナスを包んだ















…ダメだ。
もう意識が持っていかれそうだね
でも、これで…い…














「ルミナスー!!」



ッ…!?
この声は…ソニック!?



声と共に青い風が巻き上がる
ソニックの風だ
ボクの大好きな風
まるで、自由を象徴するかのような…



「ルミナスは俺の従兄弟だ!好き勝手なことはさせないぜ」



「まだ話すことはたくさんある。ここでいなくなられては困るのでな」



「嫌がってることを無理矢理やろうとすんなよな!」



ソニックに続いてシャドウ君とシルバー君まで
まったく…メフィレス君には内緒だよ?って言ったのに



「君の話を勝手に盗み聞きしてたんだよ。これが彼らの今の本音さ」



本音…。
でも、もう遅いよ
今にでも失いそうな意識をなんとか保つ。



『もうすぐ…ボクじゃ…なくなっちゃうよ…ッ…ぅあ』



苦しそうに呻く声を聞きソニックは手を伸ばした瞬間
黒い膜は膨張して爆発した



「…ルミナス?」



爆発した場所には静かにルミナスが立っていた



「よかった!無事だったんだな」



『…我に気安く話しかけるな』



「w…What?何いってんだよルミナス」



『我は大地の災いだ』



嘘だろ…















ルミナスが、消えた

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