□第7話
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「くそっ!ルミナス…どこいったんだ?」



ルミナスを追いかけて来たのだが見失ってしまった。
そのために皆してキョロキョロと辺りを見渡した。



『あーもう、なんで騙されてくれないかなぁメフィレス君』



「どうせ芝居だとは思ってたからね」



向こうの方で聞き覚えのある二つの声
俺たちは声のする方へと向かった



『確かにボクはソニックを利用しようとした。これは本当さ』



っ…。
聞いた瞬間に物陰に俺たちは隠れた



『最初の…ほんとに最初だけ。利用したら後は用済みと考えてたよ。…だけど、皆と過ごしていくうちに…いいな。ここにいると温かいなって思った。離れたくないって』



「ならば何故あんなことをしたんだい?」



『ボクはボクでいられないから。皆と離れたくないって思ったままだと決心がつかないんだ。…だから、嫌われようとした。現に嫌われた』



あはは…と苦笑しながら答える。
寂しさを秘めた表情で



『嫌われるためにボクはシャドウ君も利用した。GUNにあったボクのデータと奇妙な暗号文。あれできっとシャドウ君はボクを敵じゃないかと疑っていたんだろう?だからそれに便乗して、根っからの最低なやつな性格になってみたよ』



「気づいてたんだ」



『まぁね。…でも、あの暗号文はそういうのじゃないよ』



そう。あれはまさにボクが請け負うもの



『大地の災い、地に宿りしとき 請け負いしもの、生まれたり 請け負うもの、その身を災いに差し出し、足枷とならん』



「…。」



『ふぅ。長話しちゃったな…。ボクは行くよ。…ソニック達には内緒だよ?』



そう言ってルミナスは風のように走っていった















「内緒だよ?だってさ。どうするんだい?ソニック」



気づいてたのかよ



「Ha、そんなの…わかりきってんだろ?」



連れ戻すに決まってる!


















このままなんて絶対にごめんだね

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