□第6話
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「バカらしいとはどういうことだ」



シャドウ君が睨み付けてくる。
でもボクは構わずに続けた。



『だって。ボクのことを信じてる人もいれば信じてない人もいる。笑えてきちゃうよ。シャドウ君の推測…あながち間違いではないけど間違いかな。ボクは別にあいつと1つになりたいわけじゃないよ。ならなきゃいけないという使命はあるけど…。』



「ならなきゃいけない?」



『そう。ならなきゃいけない。でもボクは嫌なんだよね、一緒になるなんて。だからさ、ボクはここへソニックを利用しに来たのさ。』



「え!?」



「本当なの?ルミナス」



『ソニックは最速のヒーローだろう?強いし。だったらあいつをソニックに倒してもらおうと思ったのさ。ボクがこの町に潜伏したら自ずとあいつもこの町に来る。そしたら嫌でもソニック達と会うことになる』



肉体を手に入れていたのにはビックリしたけどね。
ここまで話せば皆が信じられないといった顔をしてボクを見た。
…後一押しかな



『…だけど。ソニック、君には失望したよ。あんなに簡単にやられちゃうんだもん。ボクがなんのためにここまで来たかわからな…ッ。…何?』



話している途中にソニックが胸ぐらを掴んできた。
ここで目線を逸らしたら負けだ。だからボクはソニックを見つめ続けた。



「…そんなやつだとは思ってなかった。」















「こっちこそお前に失望したぜ!」



ボクは言われて目を見開きソニックを見るもすぐに普段通りに戻ってソニックの手を叩いた。



『いい加減放してよ。ボクはもう行くから』



「待てよ!」



『…ハァ。もうソニックに興味なんてないよ』



そう言ってボクは部屋を後にした。
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