H×H(長編)

□思いだせないから
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”君のこと殺さなきゃいけないんだよね”

”すぐ楽になるからさ”

とても怖かった

走って追われて

走って追われて

その繰り返しだった

そしたらいきなり来たんだ
手を引っ張ってくれて

でも勘違いだった
助けてくれると思ってたのに

やっと休めるって

それなのに、

もう逃げれない
死のうかなって
うまくまわらない頭の中でそれだけを考えてた

だけどやっぱり
”紅い目”が脳裏に焼き付いていた







「っ…ぅ……」

クロロ「カミ、起きろカミ」

「クロロ……?」

クロロ「気を失っていたぞ」

そういえば途中で意識を失ってたような…
!!
敵の前でなんたる失態!
一生の不覚だ…。

「フッ、それは悪かったな。まぁ心配される義理はないのだが。」

ここはポーカーフェイスが一番良い
なんたって僕はギネスにのれるくらい
ポーカーフェイスがうまい(と思う)。

クロロ「そうか、ならこれからは心配はせん」

「え、あ、いや、別にしたいのならしていいんだぞ。
まぁ迷惑だとは思ってはいないような
気もするからなっ!
そ、それに心配をするなとは一言も言っていないぞ!ふんっ」

ふっそこまで僕のことを心配したいとは
我儘なやつめ←違

クロロ「いや、心配なんてするがらでもないしな。(笑堪」

「ぁ、ぅっク、クロロっ!」

クロロ「なんだ?」

「心配してくれないのか?」

クロロ「なんだ、してほしいのか?」

「っ…//し、…して……」

クロロ「して?」

「してほしいぞコノヤロー!//」

クロロ「……」

「鼻から血が出てるぞ!大丈夫かっ!?」

ゆ、輸血か!?
というかクロロは何型だ?

「おい、クロロ!何型だ?!」

クロロ「クワガタ」

「死んでいいぞ」

とりあえずクロロは放置しておくことにしよう。
きっと頭に血が上って今まさに
天国へ逝く所なんだろう。
安らかに永眠あれ……。
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