H×H(長編)

□慣れてないから
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その後の団員の結論:「団長が気に入るのも分かる」

***

クロロがいない間に目を探さないと…

とりあえず一番下から探してみるか

「この部屋にはなさそうだな。」

この調子で行くと一週間ぐらいかかりそうだが…どうしたものか
…あえて団員に聞くのはどうだろうか?
いや、そんなやすやすと教えてくれたら
苦労はしないな

やはり部屋に戻ってゆっくりと
作戦を練るか
ペットになんてなる気はさらさらないがな

***

それにしてもクロロの部屋にはやたらと本がある

ねくらなのか?

…そうか!友達がいないのか
女たらしに友達はできないだろうな

本だけが友達ということか
…なんだかかわいそうなやつだな
それに喋る相手がいないと
これからもクロロとの会話は困難になりそうだ

親切心もかねて団員にクロロに
友達になってもらうように頼むか?

その方が僕との会話もスムーズに行くだろう

そうと決まればまずは…女から行くか。

オーラをたどればすぐに
部屋はわかるだろう

ん?オーラが3つあるな

女が3人か。
てっとりばやいな

コンコン

マチ「なんだい?入りな」

ガチャッ

「邪魔するぞ」

シズク「あ、カミちゃんどうしたの?」

この団員達は敵だというのに妙になれなれしいな

「少し頼みごとがあるんだが」

パク「何?トイレ?」

「ちっちがう!そ、そのだな…」

よし、勇気を出せ!
自分のためだ
これから目を探しだすためだ!!

「クッ……クロロと友達になってくれてもいいぞ!!!」

マチ「は?」

シズク「へ?」

パク「え?」

なんだ、このリアクションは!
そんなにクロロと友達になるのは嫌なのか?
あ!あれか?クラスに一人いる
インキャと友達になれというような
ものなのか?

まぁ、かなりの決断が必要だろう
不気味な男子と友達になるほど
過酷なものはないからな!

パク「その、なんで友達に?」

「まぁ、クロロも苦労しているわけだ
部屋に本ばかりなのを見れば分かるだろう
本しか友達がいなければこれからの
僕との会話に支障をきたすわけだ!
そこで君達にクロロの友達になってほしいんだ。
もちろん、勇気がいることはわかる。
しかしだな、あのまま老いぼれていくクロロを
見るのは団員的にも辛いことなはずだ!
そこでなんとか友達になってやってほしいのだが…」

少しながながと喋りすぎたか?
だが僕の熱意は伝わっただろう

「「「ははっはははは」」」

「なっ何故笑う!」

マチ「いやぁあんた最高だよ」

パク「ふふ、大丈夫よ、団長と私達は
もう友達だから」

「そうなのか!?良かった…
失礼したな」

クロロも陰ながら友達と言う存在を
持っていたのだな

ガチャッ
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