H×H(長編)

□要らないから
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クロロ「そうか…場所は特定できたか」

シャル「どうするの?」

ノブナガ「なかなかの腕だったからな、俺の弟子にする」

マチ「あんたが殺されるんじゃないの?」

ノブナガ「あ?」

シャル「はいはい、そこまで!」

ウヴォー「そんなに強ぇなら一回くれぇ戦ってみてぇな」

コルトピ「ノブナガ、マチに傷つけるくらいだから…」

ノブナガ「あれはちょっとしたミスだっつってんだろ!」

フェイタン「そのミスが命とりね」

シャル「あーもういいから、で、団長あの女どうするの?」

クロロ「……俺達を何の目的で狙っているか聞きだす」

シャル「了解」

ノブナガ「俺に行かせてくれよ」

クロロ「それならシャルと行け」

ノブナガ「あぁ」

フェイタン「へましないことね」

ノブナガ「てめぇとは違うんだよ」

マチ「いちいちつっかかるな」

クロロ「とりあえず今日はこれで解散だ」

****

”お兄ちゃん…”

”カミは生き残れ、必ず目は取り戻す”

”僕も!絶対に!……”

「うっ…」

変な夢を見たな…

それよりも昨日の疲れがまだ
溜まっているな

瞬間移動はかなり疲労が溜まる

1週間に一度が限度か…あまり
使わないようにしないと

とりあえず着替えて作戦を練るか

ベッドから降り黒のワイシャツに黒の
ズボンを履き長い銀髪を団子にまとめて
作戦を練りに近くのカフェへ行く準備をする

「ナイフに財布、携帯…よし」

財布にはかなりの額を入れておいた…いや、
家にかなりの額があったから財布に詰めてきた
といったほうがよい

部屋の金庫にはこれまでかという札が入った
金庫が10個ほど置いてあったのだ

本当に自分は何者なのか気になって
しょうがない

見たときは正直警察に行こうか迷ったくらいだった

しかし自分が何者かも分からないうちに
警察に行くのはどうかだとか目はどうしようかなどと考えた結果
止めておくことにしたのだ

それにしても財布に高級車一台分ほどの
金は必要か否かいまだに悩んでいる

けれどもしもを考えて玄関を出ることにする

ガチャッ

ノブナガ「どーも、お嬢ちゃん」

「っ!」

玄関を出ると昨日の男二人がいたのだ

とっさのことで反応がにぶりもう一方の男に
腹を殴られ気を失ってしまう

死んでしまうのか、なんて考えながら

シャル「あ、意外に細身みたい」

ノブナガ「これで敵じゃなきゃ満点だな」

シャル「年齢的に親子みたいじゃない?」

ノブナガ「遠まわしに老け顔っつったな!」

シャル「あははは」
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