フリバラ
□番外編詰め
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季節は秋。だが、今年の秋はとても寒い、冬のようだった。そしてそんな寒いなか放課後の生徒会室はいつもと変わらない…
高梨「コタツ買おう」
皆-高「は?」
はずだった。
南琉「確かに寒いけど」
実穏「コタツかぁー、確かに欲しいなぁ…」
悠「そんなもん、何処から持ってくるん?」
時音「経費は使えねぇから自腹になるぜ?」
高梨「買うったら買うんだ!!」
悠「だだこねやんの!」
討論し始める生徒会メンバー…そして雨琉が一人何か考えてる様子です
雨琉「コタツ…」
皆-雨「?」
雨琉の呟きで討論が止まる
南琉「どうしたの?」
雨琉「あ、いや、コタツってネットで見たことはあるけど実際見たことも入ったこともなくて…いいなぁ…なんて思ってしまったり」
皆-雨「…」
雨琉「あ、はは…気にしないでください!!」
雨琉を除く生徒会一同は決意した。
そして後日コタツが生徒会に届いた。
雨琉「わぁ!!これがコタツ!!」
南琉「これで冬場は乗り越えれるね」
楽しそうにコタツに入りながら話す二人
を眺めながらコタツより少し離れた場所でこそこそと話す四人
実穏「いったい何処から持ってきたの、高梨ちゃん?」
高梨「いや、あたしは知らない。南琉に頼んだんだ…」
悠「え?南琉がコタツを??」
時音「…俺が来たときにはあったぞ?」
実穏「時音先輩一番乗りだったよね?」
悠「いつ、コタツを…!!」
時音「どうやって入手したんだ?経費はおりてなかったぞ?」
高梨「…わけがわからんぞ!!」
皆-雨,南「…」
沈黙が続く
それを破ったのは
雨琉「ふぁ…暖かい」
コタツに入れて満足している様子の雨琉
南琉「みかんもある」
雨琉「おぉ!!コタツにみかんですね!!」
そんなほのぼの会話を聞いた四人は…
高梨「ま、いっか…雨琉が満足してるし」
時音「そ、そうだな」
実穏「雨琉ちゃん可愛いぃ」
悠「変な目でみないの」
雨琉「あのー」
南琉「入らないの?あと二人分しかないよ?」
皆-雨,南「はっ!!」
高梨「ここは生徒会長に譲るよな?」
時音「ここは先輩に譲るべきだと思うな」
そう言ってそそくさと入る二人…
悠「大人げない」
実穏「www」
残った二人。
実穏「ふふっ、私は雨琉ちゃん所に入るね?」
雨琉「あっ!すいません退きますね!!」
すぐさま慌てて退く雨琉
そして
実穏「ほら、雨琉ちゃん」
満足そうに自分の膝をたたく実穏
雨琉「へ?」
実穏「だーかーらー!私の膝の上に座って??」
雨琉「え?でも…」
実穏「ね?」
雨琉「は、はひっ」
そして残るはあと一人
悠「…どうしよう」
南琉「勿論、僕は譲る気も隣に入れる気もないよ?」
高梨「同じく」
悠「…けち」
時音「はぁー…仕方ないな。ほら、来いよ、となり。」
悠「時音先輩!!(キラキラ」
こうして、生徒会は新たなアイテムコタツにより秋そして冬をなんなくクリアしたのだった。