赤髪の白雪姫

□第1章
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ミツヒデ「やっぱり馬小屋もあると
いいなー、この家」


遊び場として使っている空き家に向かいながら私と同じ主に仕える側近のミツヒデが呟く。



そな言葉に主のゼンは好きに造ればいいと言いながら階段を使わずに石垣を飛び越えた時だった。


ゼン「っで!!」



私達は普通に階段から玄関に向かおうとしていた後ろでゼンの声と落ちた音が聞こえた。



慌てて駆け寄ってミツヒデが安否の確認をする


ミツヒデ「ああ!大丈夫かゼン!?手首捻った!?頭打ってないか!?1+1は!?」


ゼン「2。あれっおまえ誰だっけ?」

ミツヒデ「!!ミツヒデだよ!」

木々「ああ!そんな名前だったんだ」

『ほらほら、からかわない』


いつものやり取りを笑いながら見ていたが、本題の落ちた原因でもある女の子にゼンが問いかけた。


少し戸惑いながら答える女の子は家出中の見らしくわざわざこの人気の無い道を通っているらしい。
 

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