駄文部屋

□始りは、ほんのささいな―…
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「…ならばよく眠れるようにまじないをしてやろう」
「まじない?」
首を傾げ、ホロホロは蓮を見る。
「目を閉じろ」
「何でだよ?」
「いいから閉じろ!」
蓮は、少し強い口調で言う。
「…わぁったよ…」
おとなしく言う事を聞くホロホロ。
静かに目を閉じたホロホロの頬にそっと指で触れ、蓮は額に口付ける。
「!!??///」
ホロホロはびっくりして目を開けようとしたが、それより先に蓮が瞼に口付けた。
「っ!!??///」
気付けば唇に柔らかい感触…
ホロホロはそれでキスされている事に気付き慌てて目を開いた。
「!?///」
目を開いた時、蓮と目が合いさらに慌てて目を閉じる。
それを良い事に蓮は、舌を侵入させた。
「んっ!?///」
何がなんだかわからなくなったホロホロは、蓮の服を掴んだ。
それから静かに開放かれ大きく息を吸い込むホロホロ。
「なっ…なっ!?///」
もはや混乱しうまく言葉に出来なくなっていた。
「…俺はそろそろねるとしよう」
何事もなかったかのように去って行く蓮を見送ってしまったホロホロ…


「…なんなんだよーー!!///」

思わず叫んでいた。





その後、ホロホロはもやっとした気持ちが残り、蓮を助けに中国に行くまでその気持ちが恋だという事に気付かないのであった…。



   おしまい


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