研究生編@
□探偵
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イケメン(森杏奈)が着替えをしようと自らのロッカーを開けた。
でも。。。
「あれっ。。。ない、ない、ない、あれっ。。。!?」
『どうしたの森さん!?』
「私の、ここに入れておいた靴がないんだ!」
イケメンがロッカーのなかを覗くと、そこにあるはずの靴がなかったんだ。
事件の匂いがプンプンした。
ここは私、島崎探偵の出番だ!
私、一度でいいから探偵になってみたかったんだ。
これでチェックのベレー帽とロングコートがあれば、完璧なんだけどなぁ〜。。。
その時、私はふと思い出したんだ。
私が休憩中にトイレに行ってた時に8期生たちが喋ってた事を。。。
「バカ、アンタたちの目は節穴なの!?才能ある子たちなら何人かいたよ。」
「えっ、うそっ!?」
「特に森杏奈って子と、石黒貴己って子。。。」
「森杏奈と。。。」
「石黒貴己、か。。。」
私の推理によると。。。
恐らく靴を盗んだ犯人は、あの時の8期生の子たちの仕業って事に。。。
って事は、石黒さんの靴も!?
『行こう。』
私はイケメンに言った。
「行こう、ってどこへ?」
『靴を盗った犯人を捜しにだよ。次は恐らく石黒さんの番。。。』
私はイケメンの手を引っ張ると、石黒さんのロッカーがある南館の更衣室を目指した。