研究生編@

□温泉旅館の若女将
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旅館の受付を済ませ部屋に案内されると、オーナー自らが挨拶に出向いてくれた。

「いらっしゃいませ、クジ引き一等賞おめでとうございます。ごゆっくりくつろいでいってください。」

次にオーナーは女将を紹介すると言い、外で待たせていた女将を呼びに外に出た。

外。。。といっても障子張りなので、オーナーと女将さんの声は筒抜けだった。

「頼んだぞ。」
「ったく。。。何でせっかくの冬休みだって言うのに実家の仕事手伝わされなきゃいけないんだよ!?」
「しょうがないだろ!?母さんが風邪でぶっ倒れたんだからよう。。。」
「分かったよ、やればいいんでしょ、やれば。。。」

何やら口論しているようだ。

ってか、女将さんの声デカっ。。。ウルセーヨ!

そう言えばこの無駄にデカい声、どこかで聞き覚えがあるような。。。?

私がそう思っていると障子張りの扉が開けられてオーナーと声のデカい女将さん?が入ってきた。
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