BOOK
□好きすぎてヤバイ
1ページ/16ページ
入学式、大学生活の始まり。
繰り返し過ぎていく日々の始まりか…………
机に向かい、すぅっと瞼を閉じる。
「オイお前!そこ俺の席!」
突然、鋭い目付きの男性が目の前に現れた。
「え…………?」
「だから………お前が座ってるの、俺の席」
「…………!あっごめんなさい」
半開きになった目を覚ますように大きく見開く。
「…………!!」
目を見開いた瞬間、僕は息を飲んだ。
一際目立つ長身。
凛々しく靡くグレーの髪、誰もが虜になるであろう美貌。
僕は一瞬で恋に落ちた。