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□あれ?お兄さん?
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「煌夜君早く行こ!!!」
ちわっす、久しぶり〜。今は5歳児だぞ。
ん?ああ今日は征君と公園で遊ぶことになったんだ。いや〜本当に可愛いわ。どこ行くにも着いてくんだよね。でも何か我が道を行くんだ……。1つ年下だからクラス違うんだけど関係なく俺のとこ来るし………。いやもう馴れたいうかいうか諦めたけど。でも唯我独尊というか、何か赤司様っぽi………って違う違う!!!絶対ない!!!!そんなとこはあるけど優しいし可愛いし!!!!この前なんて俺ん家来てバスケの試合のDVD見て目キラキラさせてたんだz………………………。
………………違う!!バスケに興味持っててもやると限らないじゃないか!!!マネージャーとかかもしんないだろう!!?何!?無理あるとかいうんじゃねぇぇぇえ!!!!痛っ、スンマセン、スンマセン蹴らないでぇぇぇぇえ!!!!
「煌夜君何かあった?」
「(やべトリップしてたわ。)何でもない(よ!!)」
俺は誤魔化すために目線を横にそらす。すると今は街中を歩いているため店のショーウィンドーに俺と征君が写っているのが見えた。ああこの違い哀しいわぁ………。赤髪の将来有望決定な美幼児と不細工で残念なガキ…………チクショウ!!!!!
「!!!早くお母さん方のとこ行こ!!!」
うへ!!?何!?
いきなり征君は大きな声でそう叫んだ。びっくりするじゃねぇか!!あっ別に批難してるわけじゃないからね!!!驚いただけだから!!!あれ?つか何で『おかあさん』??これから遊びにいくのに?ははーんお母さんが恋しくなったんだな。そうだよねまだ4歳児だもんね。可愛いなぁ!!!
「(よし!)征(君のために家)行くぞ(!!!)」
「わっ!!」
俺はそう言うと征君の手を握って家の方へ走っていく。「大丈夫」だよ!!すぐ帰ってやるからな!!
そうして俺達は街中を抜け、住宅街を走る。そうしたら目の前に二十歳後半くらいのお兄さんが現れた!!!
「やぁ、坊や達。そんなに急いでどうしたんだい?お兄さんと少しお話ししないか?」
ふむ、なんか優しそうな人だ。だけど征君が凄い、毛を逆立ててる猫みたいに警戒してんだけど。あっ、人見知りなんだっけ?忘れてた。
会話
戦闘
アイテム
→逃げる
「(ごめんなさい!悪いけど)断る(ね!!征君にお母さんと早く会わせてあげたいし。)」
「まぁそんなこと言わずにさ。」
逃げる 失敗!!!
お兄さんからの攻撃!!!征君の腕を掴む!!!
「!!やだっ」
「(おぅふ!!?いくら)征(君が可愛いからって俺から奪うなんて許さんぞ)!!!」
煌夜の守る!!!征君の腕を掴んだ!!!
「君も良いね……。オッドアイかな?綺麗だ。」
お兄さんのダブル攻撃!!!
口説く!!!煌夜の力が緩んだ!!!
腕を掴む!!!煌夜が捕らわれた!!!
ギャアアア!!!男に口説かれたぁぁあ!!!!?寒気が半端ねぇぇぇえ!!征君はわかるけど俺はねぇだろうが!!!あんたもう何でもいいんか!!?ゲテモノ好きなのか!!?
「(とりあえず)放せ(ぇぇえ!!!お兄さん身長高いから恐いしぃぃ!!お願いします!!!)」
煌夜の懇願!!お兄さんをじっと見つめた!!!
「っ!!!」
お兄さんにダメージ!!!怯んで腕を放した!!!
何だよオイ!!そんな後ずさって!!?そんな俺の顔はキモいか!!!そんなくらいだったら話し掛けてくんじゃねぇぇぇえ!!!
煌夜の暴走!!!キャラ崩壊した!!!
「(フッ、フハハハハ!!!)散れ(ゴミ虫が!!!これ以上なんかしようとしたら)次はない(からな!!!この俺様に歯向かうなんて百年はやいわ!!!)」
「なっ!!!」
煌夜の睨み付ける!!!
いや効果はないと思うけどね!!!こんなガキが睨んだって!!!ハッ!!つか俺は今歳上に向かって何てことをしてしまったんだぁぁあ!!!!!あああごめんなさい!!!!
煌夜は正気に返った!!!
煌夜の謝る!!!
ズルッ
((イヤァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!))
煌夜は足を滑らせそのまま前転した!!!首と背中にダメージ!!!
痛ぇぇえ!!!下コンクリなのにいぃぃ!!!
何か踵に柔らかい感触あったし!!思いっきりやっちゃった気がするけど何!?
……………………………あれ?
「う"ぁ"ぁ"っ…………!!!!!」
お兄さん戦闘不能!!!煌夜の勝利!!!
えっ?何でお兄さん股間抑えて地面にうずくまってんの?征君の可愛さにやられちゃった感じ?罪な男だね〜征君!!羨ましいぜ!!………あっ、でもやっぱり男相手には嫌だな。「征(君)は俺が守る」からな!!!
「煌夜君…………!!!」
「(ん?)どうした?」
「その、次は僕が守るから!!」
…………………………………か、かわいい!!!
顔真っ赤にさせてそんなこと言うとか反則だろ………!!!!
「煌夜っ!征十郎君!大丈夫!!?」
「(あれ?)母さん(??何故ここに?)」
俺はいきなり母さんに抱き締められた。ちょっ、力強いから!!!!
「今警察呼ぶからね!!家もう目の前だけど帰って鍵かけてお留守番しててね!!?お母さん以外誰か来ても開けちゃ駄目よ!!!!」
「(はっ!?警察!?何か事件あったのか!!?いや不審者だったり!!?恐っ!!!)わかった(よママン!!!)」
俺はびびって征君の腕を掴んで家まで猛ダッシュした。つか母さん大丈夫なのか!!?
「この!!!ウチの息子に何してくれとるんじゃぁぁぁぁあ!!!!!!!」
「ぐほっ!!!!!」
ぇぇぇぇえ!!!!!?母さん今そいつと格闘中!!!!!?!!!??いつの間に!!?つか母さん恐ぇぇえ!!!!!!ってか何で俺!!!?そんな不審者会ってねぇよ!!?
そのまま俺は誰かの悲鳴に聞こえないふりをし、そっと家の扉を閉めた……………
後日、
不審者は捕まり、母さんは警察に表彰された。
…………………………俺絶対母さん怒らせねぇ。
煌夜side end
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