スケッチブック

□8,友達になれ
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誰も信じてくれないなら、私だけで行くしかない

カンロ草原へ、村の外に向かって歩き出す

「おーい!メイー!」

「え?」

後ろから元気な声が聞こえた
レンだ

「はあはあ…はあはあ…」

「な、何で来たの!?」

「オレも学校…抜けてきた!
オレも一緒に行く!
メイのこと、信じるよ!」

「レン…」

「行こう!カンロ草原へ!
スボミーを探そう!」

「う、うん!」


私達はカンロ草原へ向かった



頑張って奥へ進んでいく
レンは本当に私を信じているのだろうか
嬉しい反面、不安が襲ってくる

もし、スボミーがいなかったら?
レンはもしかしたら私を笑うだろうか
やっぱり嘘だった、と

首を振ってそんな雑念を追い払う
大分戦うことにも慣れてきた身体を動かして、スボミーがいることを信じて奥へ奥へ





「うう、迷っちゃったかな…
どこに行けばハチミツもらえるんだろ…」


「スピスピィィィィィーーっ!!
どこに行くスピスピ!ああ忙しい!」

「あの…ワタシ…ハチミツをもらいに…」

「なにっ!?それはもしかしてハチミツドロボー!?ああ忙しい!」

「ち、ちが…「ミツハニーの皆さん!
ああ忙しい!」」

スボミーは、カンロ草原の奥までたどり着いていた
そして、スピアーに勘違いされていた

「ハニハニーーーー!!
何ハニー?きゃー忙しい!」

「ハチミツドロボーだスピスピ!ああ忙しい!」

「ううっ…怖いよぅ…」

「ええっ!?この子が!?
見た感じかなり幼そうよ!?きゃー忙しい!」

「見た目に騙されちゃいけねえスピスピ!
ミツハニー達だって意外と狂暴だろうがスピスピ!」

「きゃー何それ!きゃー忙しい!」

「待てーーーーーっ!!」

そこに何とか追い付いたレンの声が響く

「スボミー!無事だったんだね!
良かった!」

何とかスボミーを背中に庇う様に立って、怪我がないか確認する

「オレ達助けに来たんだ!」

「怪我はなさそうだね、良かった」

「やっぱり仲間がいたなスピスピ!ああ忙しい!」

「じゃハチミツドロボーというのは本当ハニー?きゃー忙しい!」

「ええ〜っ!?違うよ!
オレ達…「言い訳無用だスピスピ!ああ忙しい!」」

「ただでさえ忙しいのに!ああ忙しい!」

やはり戦いは避けられないか

「スボミー!下がってて!!」

急いでその場から下がっていくスボミーに一安心、私とレンはスピアー達と対峙する

「ドロボーを追い払うスピスピ!ああ忙しい!」



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