烏野短編

□温度
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『影山っ』

「ちっ」

『ちょ、何今の!!』

彼、影山飛雄は私の大好きな彼氏です
(一応)

私は彼にどーしてもお願いしたい事があります、それは……

『影山っ!デートしよ!!デート!!』

そう、デート。
彼とお付き合いを始めて約二ヶ月過ぎ。
二ヶ月過ぎてデートもしてないなんて……

『しようよ!!』

「はぁ…いつ?」

ため息ついた!!ため息ついた!?
いや、でも少しは行く気になってくれた!!?

いつもだったら

〔無理〕とか〔部活ある〕とか
〔その日は練習したいから〕とか
〔予定が入ってる〕とか

これはアレだね付き合ってる意味ないね
とか思っちゃった時もあったけど!
あたしはめげなかったよ!!
何しろあたしは影山が大っ好きだから!!

そして今日はついに!!
影山から〔いつ?〕って返事が返ってきた!
ため息ついでだけど。
でも、どうしていつも誘って断ってるのに二ヶ月過ぎていつ?なんて……

『ねぇ、影山はさ、どうして私と付き合ってくれたの?』

「はぁ?好きだからに決まってんだろ」

『ですよねー』

眉を寄せて不機嫌に言ってきた。
どーしてキレてるの!?

「で、いつにすんだよ」

『……いつが空いてるの?』

聞いた途端だった。前を歩いていた影山は急に立ち止まった。

『??、影山?』

「明日」

彼の言葉に耳を疑った。
なんで?明日は普通に平日で学校もある。
部活は体育館をPTAの方々達の集まりで使えないのは知ってるけど部活が休みとは聞いていない。

『え、明日学校だし部活は!?』

「部活はないらしい、学校とかサボればいい」

え、影山クン?授業は!?授業はどーするの!?

「どーした、お前の行きたがってたデート明日しねぇのか」

『する!!します!!しますともっ!!』

「じゃあ明日、俺今から部活だから。
帰ったらメールする」

『あ……うん、』

調子狂うなぁ…もう…
影山頭悪いんだから単位取らなくて平気なのかな?

…でも明日デートっ!!やばいなぁ
楽しみすぎて…うはっ♡
ってあたし変態かっ!!!!
自分で思って恥ずかしい……
とにかく!明日はデート!何があってもデートなんだから私服は気合い入れないと!!
うわぁ、、初デートってこんなにワクワクするんだなぁ……



あたしはウキウキ気分で帰宅した。








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