アレン短編
□素直になれた瞬間
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「…好きだよ……。」
その4文字の言葉をあたしはいつになったら口にする事が出来るだろう…。
「名無しさん!!」
アレンは無邪気にあたしの名前を口にする。
「アレン…何?」
ついそっけない態度。
『好き』を伝えたい。
でも、臆病者のあたしは出来ないよ…。
「好きです!!」
「…え………」
奇跡が起きた。
目に涙を浮かべてあたしも笑顔で言った。
「あたしも…『好きだよっ』」
素直になれた瞬間だった
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