ボーカロイド
□ドジな彼女に恋をした
2ページ/3ページ
私の大好きな人は一つ年下。
生意気で素直じゃなくて
でも凄く格好いい…
ただいま私は軽音部で休憩するため、
皆の分のジュースをついでいます!
そしてレン君はと言うと
バンドのみんなで曲合わせ。
ホントにベースとかギター、楽器触ってるときは真面目で尚且つイキイキしてるから尚更凄くかっこよく見える…
ボーッと見とれていると
彼が私の視線に気づいて
「名無しさん先輩。」
『えっ、何? 』
「何?じゃないですよ
ジュース、溢してる。」
彼が指差す方向は私の真下で
下を見ると案の定。
『うわぁぁあぁっ!!!!』
「はぁ…」
ジュースを溢しまくってました…
急いで近くにあった布巾で床を拭く。
ヤバいっ!見とれすぎてたっ!!
恥ずかしいぃーーっ////
「……………。」
すべてを拭き終わり、
部員たちに集合をかける。
ぞろぞろと集まり一人一人にジュースを渡していく。
そして最後レン君にジュースを渡すとき
「先輩、ボーッとしすぎですよ」
『なっ、ばかにしてるの!?』
「違います。呆れてるんですよ」
『それもそれでムカつく…』
ニヤッとバカにするように笑って行った。
あーやって直ぐひとをバカにする彼だけどそんな生意気なところを好きになってしまった私。
多分、もう彼女がいるんだろーなぁ。
ビジュアルもいいし。モテモテって感じ。
あ、ネガティブ思考はダメだっ!
プラス思考に!!ポジティブシンキングっ!!
それが私のモットーよっ!
そう心の中で自分に言い聞かせた