ゴースト
□モノローグ2
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高校生活はとても充実していた。
友達に恵まれ、勉強も嫌いじゃないから、毎日それなりに楽しく過ごしていた。
本当に平和で、こんな毎日がこれからもずっと続くんだと思ってた。
そんな私でも、たまには一人になりたい時がある。
特に忙しいわけでもないのに何故か気持ちが疲れて、一人になれる場所を探した。
そんな時に見つけた屋上は、すぐに私のお気に入りとなった。
屋上に来ると不思議と頭が空っぽになる。
空っぽになった頭に最初に浮かぶものはいつも決まっていた。
それこそが、私がここに居る理由なのだから。
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