AKB短編

□両思い
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「ここの部分なんだけど」


「あぁここ難しいよね」




にゃんにゃんは、いつも振り覚えるのぎりぎり
もっと早くから練習すればいいのに
まぁ結局は、きちんと間に合わせるから結果オーライなのかな(笑)








にゃんにゃんの練習に付き合ってから1時間ぐらいたった時




「もぉ無理つかれたー休憩」



「体力ないなーにゃんにゃん(笑)」


「優ちゃんがありすぎるんじゃないの?」







気づいたら空は暗くなりはじめていてレッスン室にいたメンバーもいつの間にかいなくなっていた




........





にゃんにゃんと私の間に流れる沈黙


聞こえてくるのはカチカチカチという時計の音と少し息ぎれしたにゃんにゃんの呼吸



にゃんにゃんを見るとにゃんにゃんが私を直視していてばっちり目が合って反らせない




私の鼓動がまた早くなりはじめて苦しい





どこかで気づいていたけれど気づきたくなかった感情をこのままにゃんにゃんに伝えてしまおうか悩んだけれど


もしかしたら嫌われるかもしれない
友達じゃなくなってしまうかもしれない



私らしくないネガティブな考えがどんどん頭の中をとりまいて



先に口を開いたのはにゃんにゃんだった
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