AKB短編

□誰をみてるの
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陽菜の事もしかしたらって一瞬でも思ってしまった自分がばかだった








麻里ちゃんは、陽菜の事なんか好きじゃない
麻里ちゃんの好きな人は陽菜じゃない






でも、それが誰かなんてわからない




だって麻里ちゃん大抵の女の子とは一回は関係もってるでしょ?


麻里ちゃんを愛しそうな目で見つめる子が日に日に増えていくから






だめだよ
そいつは駄目
可愛いけりゃ誰だって一回は抱くんだんだから、そんな目で見たらだめ、麻里ちゃんの思うつぼ
見つめる先にいる麻里ちゃんはそんな綺麗な人じゃない
最低なやつなんだよ















皆にそぉ言ってやりたい




でも、それができないのはきっと・・・




プルルルルル



突然なり響く携帯電話


画面を見たら


ーー篠田麻里子ーー




出ようか迷ったけど



ピッ





「もしもし」


「あ、ニャロ〜「麻里子さまなにしてんっすか〜?」



携帯越しに聞こえてきた聞きなれた声











あぁ、たかみなも騙されてるんだ



「ちょっと待っててー」


せめて聞こえないように話してくれるかな?



「あ、ごめんねニャロ」


「で、なに?」


「明後日会えない?」



今それ聞いちゃうんだ
たかみなはどんな顔してるんだろ

いや、きっと最低な麻里ちゃんの事だからわざと大きな声で言って、たかみなの不安そうな顔見て気味悪く笑ってるのかな?
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