AKB短編
□いつか
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「チームKさんリハーサル再開しまーす!」
スタッフさんの掛け声がかかって
その瞬間優子さんの目はさっきの時とはまるで違ったものになっていて
リハーサルが始まったらあなたはもぉ本番さながらの気迫で
ダンスもキレキレで、表現力も豊かで
本当に憧れる
スタッフさんに今のところは、こおした方がお客さんに楽しんでもらえるんじゃないかって話し合ってる
そんな優子さんの目はやっぱり真剣で
前田さんが卒業して
あの小さな背中に、私たちにはかりしれない大きなものを抱えていて
それはファンの皆さんの期待だったり、これからのAKBだったり、個人の仕事の疲れだったり
いつか崩れてしまうんじゃないかってぐらいたくさんの事を抱えていて
それでも疲れている素振りなんかは絶対に見せないから
かっこいい素直にあんな人になれればいいなって思う