AKB短編
□初めて
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Haruna side
眠い....
どおして学校が始まるのはこんなに早いんだろう
眠くてまともに授業もうけられない
まぁ、眠くなくて受けないんだけど
はるなー!!!!!!!!!
きた、チビ
「おはよー!!!陽菜!!!」
勢いよく走ってきたと思ったら
後ろからいきなり抱きついてきて
思わず体勢がくずれる
「朝から元気だねー」
「まぁね!一緒に学校行こ♪」
「うん」
学校に着くまでの道のりでも優子は
ペチャクチャどーでもいい話をしていて一人でニコニコしていた
「じゃあ、陽菜!放課後迎えにいくから一緒に帰ろうね!」
ばいばーいと、言ってほっぺにちゅーして陽菜に背を向けて歩き出す
ここ一応学校だし
優子モテるから周りの目怖いし
顔赤くなるから
やめてくれ(笑)
なんて思ってもやっぱり嬉しくて
つい笑みがもれる
教室に向かって歩いていたら
「陽菜ーおはよー」
みいちゃんが声をかけてきた
「おはー」
あれ、なんかいいことあった?
なんて聞いてくるから思わずドキッとしてしまう
優子の不意のキスにはいつもドキドキしちゃうし、それにキスされるの久しぶりだったから
まぁ、ほっぺだけど
「別になにも」
「あーわかった!優子となんかあったでしょー♪」
朝から元気なのは優子だけじゃないみたい(笑)
「だから、何もないってー」
「とか言いながら、顔がニヤけてますよ陽菜さん」
ゲラゲラ笑いながら陽菜をからかってくるから一言だけ
「うるさい、ガチャピン」
「ひどいなぁーもぉー」
休み時間には、麻里ちゃんと洋服の話をしたり、たかみなをいじったりして
授業は適当にノートをとって
あとは睡眠時間
6時間目の終わりを告げるチャイムが鳴って
もーすぐ優子に会える
なんて柄にもない事を思ってしまう
HRを終えて皆ぞくぞくと帰っていく
優子遅いなー
どーしたんだろ
なんて思っていたら
教室のドアがあいて
「遅くなってごめんね」
って、息をきらしながら言う優子