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□sweet kiss
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たまには甘〜い時間を過ごしたい。
side Inoo
隣に座っている大ちゃんがうとうとしている。
「大ちゃん、眠いの?」
俺が尋ねると、大ちゃんは小さく頷いた。
「まだ時間あるし、眠ったら?」
大ちゃんは俺の膝にコテンと頭を置いた。
「…伊野ちゃん、時間になったら起こして」
俺はおやすみと言って、大ちゃんの頭を撫でた。
…可愛いな。
安心しきった顔で眠っている大ちゃん。
しばらくして、スタッフさんが呼びに来た。そろそろ準備をしなくてはいけない。
普通に起こしても面白くないな。
そう思い、俺は大ちゃんのほっぺにちゅっと軽くキスをした。
しかし、大ちゃんは全然起きない。