ファンダム部屋
□コスチューム称号？
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「ねえねえ、ルカ達の世界って称号とかないの？」
「え？」
アーチェの突然の言葉に、ルカは目を丸くした。
返答に困るルカに代わり、スパーダが説明役を買って出る。
「あー…。称号自体ねーからな」
「うっそぉ！？ 何それ、つまんないじゃん！」
「んなことオレに言うなよ」
ルカは未だに首を傾げたままだ。状況が理解出来ていないらしい。
スパーダは「気にしなくていいから」と言ってうやむやにしておいた。
「それであたし思ったんだけどさ、なんか適当な服着てみてよ
爆弾投下。
今度はイノセンスメンバー全員が目を丸くした。――アンジュを除いて。
「やっぱ水着かな？ あ、学生服とかでもいいよ。うーん、何がいいかなぁ」
「あ、メルトキオで貰ったメイド服もあるよ」
「きぐるみもあるよ〜！ ……タダじゃ貸さないけどｗ」
「……わふー」
女性陣は既に盛り上がり始め、自分の服(コスチューム称号の)を出して見せあっている。
そんな様子を見て、ガイは「やれやれ」と溜息を吐いた。
「って、ちょっと待て！ 着ること前提かよ！」
「は？ 当たり前じゃん。何今更そんなこと聞いてんのよ」
「私は面白そうだと思うなぁ。……ね、スパーダくん？」
そう言ってにっこり微笑む聖女、アンジュの背後には心成しか黒いオーラが見える気がする。
そしてそのオーラが「付き合えやコラ」と言ってるような気がするのだが気のせいだろうか。
スパーダは小さく「ひ」と悲鳴を上げた。
…………逆らったら、命はないかもしれない。そんな考えが脳裏を過ぎった。
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