‡月と氷と夜桜と‡

□∬三日目∬
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部屋の前に来てみたものの…


ヤミヨ「どうやって返してもらおうか…。」


こういう時は…


ヤミヨは印を結ぶ。


術に限る!


ヤミヨ「氷遁・透徹ひょ「おい。」…」


デイダラ「人の部屋の前で何やってんだよ、うん」


ヤミヨ「あ…えっと…」


デイダラ「まあ良い。退け」


冷たい口調でデイダラは言う。


ヤミヨ「…はい」


ヤミヨは退く


デイダラ「……」


朝食の皿を両手に持つデイダラは悩んだ


どうやって扉を開ければ…。


どうやって黒桜を奪い返せば…。


デイダラ「開けてくれないか…?…うん」


ヤミヨ「失礼しました。」


聞こえなかったフリをする。


デイダラ「ぁ…」


昨日からアイツ、何なんだっての。…うん


オイラが何かしたか?


デイダラは頑張って開けようとするが…


ガチャン!


デイダラ「ぶねッ!!」


……大広間で皆と食べてくればいいのに…


ヤミヨは戻り、部屋を開けてあげた


デイダラ「御前…」


ヤミヨは戻ろうとする


デイダラ「ちょ、待てよ…うん」


ヤミヨ「……なんですか」


デイダラ「なんか、用があったんだろ?それに、名前もまだ聞いてねーし…入れ」
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